お歳暮を贈る際に、いくつかの気を付けておきたいマナーがあります。まず、お歳暮の商品選びについては、先様の好みや家族構成にも配慮して商品を選ぶようにしましょう。お酒を好まない方に、ビールなどの酒類を贈ることは失礼です。また、目上の方にギフト券や商品券などを贈ることも避けた方が良いでしょう。先様に不快な思いをさせてしまっては、せっかくのお歳暮も台無しです。
お歳暮の時期に先様が入院されている場合には、回復される時期にお届けすると良いでしょう。またはお見舞いとして持参するのが良いでしょう。先様が喪中の場合ですが、お歳暮やお中元は「お祝い」ではありませんので、贈っても問題ありません。それでも、四十九日が過ぎるまでは控えるほうが良いでしょう。また、「のし」は使わないように注意しておきましょう。インターネットでご注文をいただく際には、画面上から「のしなし」のご指定をお願いします。
お歳暮を贈る時期にも気を付けましょう。昔ながらのしきたりを重視する場合は、お正月の準備を始める時期にあたる、12月13日〜20日までに贈ると良いでしょう。現在の一般的なお歳暮シーズンは、11月末〜12月末頃までの約1ヶ月の間です。また、関東では12月初旬〜31日、関西では12月13日〜31日頃までと、地域によっても多少の差があるようですが、それほど気にする必要はないでしょう。
お歳暮にお返しをする必要はありませんが、お返しをする場合には、贈られた商品の半額程度の商品を選ぶようにしましょう。お返しに商品を贈ることはせず、感謝の気持ちを伝えるために、お礼状をしたためるというのも良いでしょう。