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spiral art galleryでは4月9日(水)から5月27日(火)の期間、「Not an Epilogue」を開催いたします。※最終日は18:00まで
自身に与えられたジェンダーとこれまでの経験を契機に、女性の身体や性、アイデンティティと、その消費をめぐる問題をテーマに作品を制作する、みょうじなまえ。
近年は、自身の体験に加え、神話や戯曲などの物語を題材に、映像や立体作品など様々なメディアを演劇空間のように配置する重層的なインスタレーションを展開。私たちが内面化しているジェンダーやセクシャリティ、あるいは家族といった現代が抱える多様で複雑な問題を作品に内包させています。
本展では、人々の多様な視点から生まれる「物語」をテーマにした作品を展示いたします。
ある物語から別の物語へと行き交うように、誰もが日々、その相手や場面、役柄、衣装を様々に替えながら、他者と物語を共有して生きています。それは自分が誰かの友人であること、伴侶であること、師であること、親であるということです。
この世界を改めて捉え直し、新たな視点が生まれるきっかけとなるような作品を、是非ご覧ください。
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Not an Epilogue 展に寄せて
例えば友人から聞いた噂話、映画、ニュース、漫画、広告、Amazonのレビュー、誰かのSNSの投稿……
日常には24時間、休むことなくナラティヴが溢れています。
その中で私たちは、日々の服を着替えるように信じるものを選び取り、共感と対立の波をかき分けながら、それぞれの物語を生きています。
現実が物語を形作っているのではなく、私達は自分の選び取った好みの物語に合わせて、現実を変容させているのかもしれません。そうであるとすれば、誰かにとっての現実は、他の誰かにとっての嘘で塗り固められた虚構です。
あなたにとっての現実はなんでしょう。
あるいは、あなたのそばにいる誰かにとっての現実はどうでしょう。
私たちが生きているこの世界の本当の姿は、一体、どのような形をしているのでしょうか。
展覧会を通して、そんなことをぼんやりと考えてもらえたら嬉しいです。
みょうじなまえ
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【アーティストプロフィール】
みょうじなまえ
自身のこれまでの体験を契機として、身体、性、アイデンティティとその消費をめぐる問題などをテーマに作品を制作している
1987 兵庫県生まれ
2019 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画 入学
2022 同大学院 自主退学
主な展示
2024 個展 I’ ll give you a name(N project / 大阪)
ATAMI ART GRANT2024 (静岡)
2023 SICF23 Exhibition 部門グランプリ展 バベルとユートピア(スパイラル / 東京)
2022 CAF 賞2022 (代官山ヒルサイドフォーラム / 東京)
六甲ミーツアート芸術散歩2022(兵庫 / 六甲山)
個展 Some Fairy Tales (Taku Sometani Gallery / 東京)
Instagram:https://www.instagram.com/myojinamae/
Website:https://myojinamae.com
■ 開催概要
「Not an Epilogue 」
会期:2025年4月9日(水)〜5月27日(火)会期中無休
開催時間:10:00〜20:00
最終日 5月27日(火)は、展示入れ替えのため18:00まで
会場1:spiral art gallery (松坂屋名古屋店本館4F CENTRAL STAGE)
会場2:WALL MUSEUM (松坂屋名古屋店本館3F・4F)