粋なものたち〜職人により培われた歴史のある製法とものづくりへのこだわりの数々〜
5階 紳士服・紳士雑貨売場
場所:5階 紳士服・紳士雑貨・紳士靴売場/7階 〈オグラ眼鏡〉/8階 文具用品売場
「粋」とは、「気風が良く格好いい」、「態度・身なりがあか抜けている」こと。
その「粋」を醸し出すのは、職人により培われた歴史のある製法とものづくりへのこだわりの数々。
長年のこだわりと自分のこだわりを重ね合わせ、ワンランク上の豊かな日常を。
昭和10年創業の日本を代表する東京の老舗バッグメーカー〈大峽製鞄(おおばせいほう)〉。
皇室に納める薬箱や、学習院初等科指定のランドセルも手掛けるなど、品質と職人技にこだわったもの作りを続けている。
世界中より集められ丁寧に創られた吟醸革の中から、職人が革を選別。そこから裁断する大きさに合わせ、さらに目利きを凝らし、裁断箇所を見つけていく。
一枚一枚素材の感触を読み解き、製造する商品の使われる状況に応じて目やタチにあわせ裁断する。
厳選された必要な部分のみ取り付けて、出来る限り無駄を省いたスタイルによりシンプルなデザインを実現。
〈大峽製鞄(おおばせいほう)〉/5階 紳士雑貨売場
ダレスバッグ 税込231,000円
明治39年創業の紳士皮革小物専門メーカー〈博庵〉。技法である「ベタ貼り」、「ヘリの後切り」は職人技術の結晶。
「ベタ貼り」とは、約0.5mmの薄さに漉いた革同士を貼り合わせる特殊な技法。
それぞれ繊維方向の違う2枚の革を貼り合わせることにより堅牢(けんろう)さが生まれ、まるで薄くスライスしたゴムの板の様な柔軟性が生まれる。
「ヘリの後切り」とは、ヘリを返した後、ミシンの糸の際ギリギリにヘリ革を裁断してヘリ幅を細くみせる手法。
財布全体の小さな部分に過ぎないが、この工程の有無で出来上がりの美しさが雲泥の差となる。
〈博庵〉/5階 紳士雑貨売場
ソバージュ(三つ折り財布) 税込34,100円
昭和34年創業の〈スコッチグレイン〉。代名詞の「グッドイヤー製法」は履けば履くほど馴染む履き心地を重視する製法。
自社工場で甲革の裁断からヒール貼りまで一貫した工程で作られている。
アッパー部分に使う甲革には、革を1枚1枚、自社で入念に一度検品し、商品にふさわしい等級を自社製品のグレードごとに選別。
革は天然素材からなり、特徴的な血管の跡(血筋)や成長のシワ(トラ)、ケガの跡傷などがあるため、裁断師自身の手で品質、適所をあてがいながら取り、革を裁断。
「グッドイヤー製法」と言われるアッパーと中底が直接つながっていないこの製法では、アウトソールの交換が複数回可能なため、長年の使用に適している。
〈スコッチグレイン〉/5階 紳士靴売場
アシュランス3526BL 税込37,400円
昭和24年創業のスラックス専門店〈エミネント〉。日本人にあった美しいシルエットを追求。
積み重ねた経験や技は、他社にはない「流儀」として、ものづくりに生かされている。
前ボタンの位置が通常のスラックスよりも低い天狗ボタンを使用することで、腰回りを安定させる。
この安定の実現により美しいシルエットへ導いている。
ウエストの内側は丸みと動きに合わせた伸縮性が必要。
袴にタックを入れることで、動きを阻害することなく着用感を著しく向上させている。
〈エミネント〉/5階 紳士服売場
パンツオーダー 税込26,400円から
昭和22年創業のべっ甲眼鏡を代表するブランド〈グレイルワークス〉。
べっ甲眼鏡の美しい光沢を生み出し、お客様一人一人のフェイスラインに自然にフィットする装着感を生み出す。
べっ甲はタイマイと呼ばれるウミガメの甲羅を加工したもの。
べっ甲が放つ飴色と輝きに加え、天然素材により顔の骨格に沿い、その人の掛け心地にフィットしていく。
〈グレイルワークス〉/7階 オグラ眼鏡
べっ甲フレーム眼鏡 税込396,000円
同じ商品でもひとつひとつの表情が違うのがガラスペンの魅力。機能面と造形美を兼ね備えた「使う美術品」。
ペン先にインクが入り込むと、毛細管現象を利用しペン先の先端にインクが流れ出す仕組み。
ペン先1本1本一般的なものであれば、一回インクに浸すだけで、ハガキ一枚分ほどの文字が連続して書ける。
ガラスペンならではの滑らかな書き心地が、書く喜びを刺激する。
〈ギター ガラスペン オーロラ ロング キャップ付・FUJIYAMA IRODORIインク〉/8階 文具売場
ガラスペン 税込5,280円、インク 税込1,100円