寄り添う2つのダイヤモンド。
エレガンスを極めた特別な
「エクシード」

文/森下隆太
2020/12/1

CITIZEN

腕時計エクシード

デイリー使いにふさわしいサイズで、
常につながりを感じられる一本

はじまりは一本の懐中時計。携帯時計の主流が輸入物に限られていた1924年、シチズンの前身である尚工舎時計研究所にて、国産の懐中時計が作られます。その時計は、永く市民に愛されるようにと、当時の東京市長により「シチズン」と名付けられました。100年を超える長い歴史の中で培ってきた技術は、ご覧のモデル「エクシード」にも脈々と紡がれています。

時計メーカーのステータスを測るのに、マニュファクチュールか否かというものさしがあります。マニュファクチュールというのは、時計を構成するすべての部品を自社にて作製し、組み立てまで一貫して行える体制を持っているメーカーのことを指します。「シチズン」はもちろんマニュファクチュール。ジャパンメイドによるハイクオリティなウォッチは、世界的にも高い人気を誇ります。

「シチズン」が高い人気を誇る理由のひとつに、型に縛られない新技術の開発と、優美でエレガントなデザインが挙げられます。特に、今回ピックアップした「エクシード」は審美的な面で愛好家からの支持が高いモデル。1977年に誕生した「エクシード」は、“限界を越える”“卓越した”を意味するその名にふさわしいドレスウォッチです。やっぱり、パッと見たときの美しさが他とは違います。とびきりシックな漆黒のダイヤルに、高貴なゴールドのベゼル、クラック加工が施されたレザーバンドと、大人の腕元にふさわしい仕上がりです。文字板の12時の位置にはダイヤモンドを2つ配置することで、いつまでも寄り添う親密なカップルを想起させます。6時位置にはローマ数字の”Ⅵ”を配置。これは幸運の到来を暗示する6番のタロットカード「The Lovers」の正位置を表しています。

手の届きやすい価格の上に、世界限定600本ずつで希少性も高い。つながりを感じられるペアウォッチは、大切な人への贈り物にはまたとないチョイスになることでしょう。

デイト機能やワールドタイム機能がつき、実用性も高い。ケース径も大きすぎず、デイリー使いにぴったりな一本です。文字板12時の位置にセッティングされた2ポイントのダイヤモンドが、寄り添いながら贅沢に煌めき、さりげない意匠が腕元に華を添えます。

シチズン

エクシード ペアモデル

[世界限定各600本(販売各3本限り)]

各・税込165,000円

/北館5階

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ファッションエディター

森下 隆太

Ryuta Morishita

1986年熊本県生まれ。早稲田大学卒業後、編集プロダクションを経て、雑誌「HUgE」「MEN’S CLUB」の編集に携わる。現在はフリーランスとして広告やカタログ、雑誌を中心に活躍中。ファッションのみならず、文学、映画など様々なカルチャーをこよなく愛する。