Vol.41 松坂屋・屋上遊園の歴史|松坂屋史料室
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松坂屋各店屋上イベント撮影:William S.Perry、写真提供:岡崎 茂(J.フロントリテイリング史料館蔵)▲屋上の名古屋城模型 ▲屋上の名古屋城天守閣▲松坂屋商標「いとうまる」▲1972年(昭和47)5月屋上 D-51(デゴイチ機関車)▲インド象▲生きた動物大バーゲンポスター▲「いとうまる」の商標を付けたヘリコプター▲全手動式野球速報板▼安田祥子さん▲童謡歌手として活動されていた頃の由紀さおりさん名古屋店上野店上野店上野店銀座店銀座店名古屋店は、1949年(昭和24)10月、空襲で被災した建物の改装を終え、6階で「名古屋市政60周年記念展」、5階で「名古屋城障壁画展」を開催。そして屋上では、焼失した名古屋城の模型を製作し、展示を行なった。1949年(昭和24)屋上に名古屋城の模型を展示1957年(昭和32)4月6日上野店本館屋上で「コロムビア春の童謡まつり」が開催され、当時、ひばり児童合唱団に所属し、コロムビア専属の童謡歌手として各地で活動しておりました安田祥子さん、由紀さおりさん姉妹など8名程が童謡を歌った。1957年(昭和32)「コロムビア春の童謡まつり」を開催1957年(昭和32)3月20日の上野店南館の開店を控えた前日の19日、デパート初の屋上ヘリポートに初めて「いとうまる」の商標を付けた1台のヘリコプターが着陸し、開店ムードを高めた。この日東京の空には開店を祝う数十本のアドバルーンが春風に揺れ、店内各所では数々のセレモニーが同時進行で行われた。1957年(昭和32) デパート初の屋上ヘリポートを開設1931年(昭和6)5月に完成した神宮球場の東京六大学春のリーグ戦に7万人の観客が詰めかけた。当時上野店の屋上には巨大な模擬球場板が設置され、ラジオの実況中継に合わせて、ボールや走者の動きを再現し、直接球場に行けない大勢のファンを熱狂させた。1931年(昭和6)全手動式野球速報板(プレヨグラフ)を設置1972年(昭和47年)のゴールデンウィーク期間中、蒸気機関車D-51が初めて銀座店の屋上に展示され、その雄姿を披露した。展示のため、300あまりの部品が、バラバラに解体され、クレーンで屋上に運ばれ、松坂屋装飾担当は、4日がかりで組み立て作業を完了した。屋上は、SLファンや子供たちで賑わい、大きな反響を呼んだ。1972年(昭和47)銀座店屋上D-51ギンザの空を行く1966年(昭和41)5月「生きた動物大バーゲン」がゴールデンウィークの集客の目玉として、銀座店屋上で開催された。百貨店で初めて屋上に動物園を開設した銀座店ならではの好企画であった。大きいものは、インド象から小さいものは、サワガニにいたるまで約300種、総数約1万点が勢揃いした会場には、開店と同時に大勢のお客様が殺到した。ガマガエル80匹は2日間で売り切れ、蛇は会期中180匹を売りつくした。1966年(昭和41)「生きた動物大バーゲン」を開催

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