Vol.37 平成の松坂屋を振り返って
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松坂屋 史料室 企画展 Vol.37「内平らかにして外成る。地平らかにして天成る」という『史記』の言葉に由来する元号「平成」。実際の平成時代は、バブル崩壊やリーマンショックといった経済不安、阪神・淡路大震災、東日本大震災などの度重なる自然災害に見舞われ、平穏とは言い難い時代でした。そのような中、名古屋では、「愛・地球博」の開催をはじめとし、街に活気あふれる出来事もありました。松坂屋は、名古屋店南館のオープン、豊田店の開店、そして大丸との経営統合など、新たな成長に向け、激動の平成時代を地域のみなさまに支えられ歩んでまいりました。今回の企画展では、4月30日で幕を下ろす平成時代の松坂屋の歩みを、時代を彩った顧客案内係の制服とともに振り返ります。会期 : 2019年3月2日(土)→5月20日(月)会場 : 松坂屋名古屋店 南館7階・松坂屋史料室入場無料平成23年(2011)慶長16年(1611)に名古屋の地に創業した松坂屋は、まちのあゆみとともにその歴史を築き、平成23年に創業400周年を迎えました。これを記念し、松坂屋美術館で開催した「松坂屋コレクション-技を極め、美を装う-」では、松坂屋がこれまでに収集した染織、美術・工芸品を特別公開しました。松坂屋創業400周年平成15年(2003)新南館は、従来の南館を増床し大津通側にも面した建物になることにより、2つのメインストリートに対応し、まちとのさらなる融合を図りました。「新世代のクリエイターズ・トレンド発信スクエア」をコンセプトに、高品質・高感度のファッションブランドを展開し、名古屋のファッションリーダーたちの支持を獲得しました。新南館オープン平成元年(1989)名古屋市市制100周年を契機として、平成元年に開催された「世界デザイン博覧会」。松坂屋は、企画提案した山形博導(ヒロ・ヤマガタ)氏によるポスターが、特別公式ポスターに採用されるとともに、パビリオン「ガウディの城」を出展、また売店運営を担当しました。世界デザイン博覧会平成3年(1991)南館のオープンにより、名古屋店は本館・北館・南館の3館体制が確立しました。建物全体に文化の香りあふれる空間づくりを行い、松坂屋のコンセプトである「生活と文化を結ぶマツザカヤ」を体現した南館は、美術館、多目的ホール、そしてパイプオルガンといった施設を設け、新しい生活文化の拠点として魅力あるまちづくりに貢献してまいりました。松坂屋名古屋店南館オープン平成17年(2005)「自然の叡智」をテーマに開催された2005年国際博覧会「愛・地球博」は2,200万人が入場し、名古屋の街にも活気があふれました。松坂屋は、公式記念品ショップをはじめ、名古屋市パビリオン「大地の塔」、電気事業連合会の「ワンダーランドサーカス電力館」、「イタリア館」の売店運営を担当しました。「愛・地球博」(愛知万博)平成19年(2007)百貨店業界においては厳しい経営環境が続く中、永続的な発展を成し遂げる道をめざし、松坂屋と大丸は平成19年9月に経営統合し、共同持株会社「J.フロント リテイリング株式会社」を設立しました。J.フロント リテイリングの誕生31517192331-時代を彩った制服とともに-平成の松坂屋を振り返って◯C GISPRI

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